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2016-12-24

画商の仕事:日南田淳子さん個展@中和ギャラリー

画商Tetsuです。

画商のお仕事の1つとして、

多くの作家さんと出会うということがあります。

そのうちの一つとして個展巡りをしています。

今回は第一回目ですが、随時アップしていきたいと思っています☆

 

イラストとアートの二刀流

日南田さんはアーティストとして、芸術の路線でありながら、

一方で、プロのイラストレーターとして、

デザインよりのお仕事もこなせる二刀流です。

 

その活動の一環として、子ども向けの紙芝居役者さんでもあります。

 

日南田さんの表現の変化

 

元々はクレヨンアーティストとして活動していて、

サクラクレパスを使って創作していました。

 

クレヨンを用いたことで、やったことはない!

 

というところまで、クレヨンという画材の限界値に挑み、

個人として、その限界値からさらに新しい表現へと移りました。

それが現在の表現です。

現在の作風は、下地にクレヨンで動きをつけ、

そこにジェソを使って下地を作り、

そこにアクリルで描くスタイルに

なっています。
下のクレヨンである程度作品全体の、

流れを付けて、後は作品と対話しながら、

作品に自分の一手が加える度に、

日南田さんはその印象に応じて次の一手を考えます。

それを作品との対話と呼んでいることになります。

ですから、作品と一緒に成長する物語のように、

作品が出来上がります。

 

日南田さんの作品に観られた3つのポイント

①流れをイメージさせる大きなストローク

流れるようなストロークからは、

離れ離れにならない一体感や

繋がりのようなものを感じました。

画面全体の空間的構図もこれによって、

大きな見取り図となります。

 

②打ち付けられたような色面

打ち付けられた色面は、

①の流れをイメージさせるストロークよりも、

むしろ、個の発動や強い意志を感じ、

また、それによって画面が重すぎず、

力強さを感じます。

 

③奥に後退する深い色

後退する深い色合いは、

打ち付けられた色面をしっかり支え、

作品が持っている主張に芯を与えています。

また、同時に、作品全体の空間的奥行きも出てきます。

流れるようなストロークによって、

空間のフレームが決まります。

そこに深みのある色が入ることで、

逆に、色が前面に現れ、

白い空白が奥行きのように感じられます。

ここに作品の魅力がぎゅっと詰まっているといっていいでしょう。

写真では伝わりづらいですが、

本物を見るとこの違いはすぐにわかります。

 

展示風景2016年12月

 

それでは今日はこの辺で…

またね☆ミ

Tetsu

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