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2016-11-24

現代アート思考 画商Tetsuの視線4:和硝子さんレポート

【光を操るArt Works@京都】

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※京都祇園の和硝子さんのレポートです。
※※写真は後で挙げるアルバム観てください。

 

画商Tetsuです。
今日は、和硝子のレポートを書きます。
和硝子さんは、京阪祇園四条の駅から
5分のところにあります。

メッチャわかり易い場所です。
ただ狙って行かないと、
気付かないかもしれません。

京都の風景にそれほど自然に溶け込んだ、
そんな印象のお店構えです。
ギャラリースペースは2階建で、

一階が小物や、生活雑貨として
使えるようなグッズ的な商品が多いです。

では二階は?

というと
工芸品というか、アート作品というか…
非常に形容しづらいものが多いです。
詳細は後程…

 

和硝子さんの技術:ガラスと生地の挟み込み

 

和硝子さんで取り扱っているのは、
着物や帯の生地という
表現であってるのかな?

まぁ何にしても布です。
それを特殊な樹脂とガラスで挟んで、
圧着させたものになります。

僕が触った感じ、クリアのシリコンの質感です。
それを挟んでくっつけている。

水洗い可能なものは、
木口に当たる部分を
漆塗りして処理してあって
横から水の浸入を防いでいます。
写真で、金色になっているものになります。

それで、実際のものはというと、
樹脂とガラスの偏光によって、
生地の模様が綺麗に浮かび上がってきて、
通常生地を手に取って、
模様を肉眼でよく観るときって、
模様が部分的に浮かび上がるじゃないですか?

あれが、均質に全体で浮かび上がって
観えている感じになります。

ガラスと樹脂の偏光率の関係で、
挟んだガラスがレンズの役割をして、
綺麗に浮かび上がっているんだと思います。

均質に生地の模様が全体で浮かぶので、
画面としては、色彩が鮮やかに観えます。
通常の生地であれば、光を吸収して、
もたつく画面が、逆に反射して目に飛び込んできます。

動画では、生地の透け感を利用して、
素材の良さを引き出した表現のものを
光に当ててわかりやすくしています。

取り扱っているものとしては、
コースター、置物として、
茶菓子の皿として、
それから、少し絵画的な表現で、
家庭でも楽しめるような大きさのもの
などなどです。

 

和硝子さんが提供する伝統技術の集積

 

一階も二階にも共通しているのは、

織る・縫う・描く・染める

これらを駆使して、商品というか、
作品ができていることです。
なので、工芸品として非常に
高度な技術の組み合わせであることが
そこから観てとれます。

正直僕は、着物の模様や帯の模様を
一生懸命に観たことがなかったので、
結構衝撃的でした。

東京国立博物館にある、着物の展示で、
着物の歴史みたいなことを見た記憶を思い出して、
そこから考えると、ある意味伝統ということが、
何度も再解釈されてそこに至ったことは、
容易に汲み取れました。

 

芸術(アート)としての伝統技術

 

さて、問題の2階ですが…
これは、間違いないことですが、
あれは、間違いなくアート作品だと思います。

描かれている事柄や、そのモチーフは、
伝統的な表現ですが、ただそれだけに収まらず、
むしろ、現代的な抽象画に見られる背景表現や、
印象派絵画の光の表現など、
それを、一つのわかりやすい日本的な構図や、
モチーフの中に落とし込まれていて、
画面として強烈でした。

またガラスの特性を活かした、クラックガラスの

光の通せんぼ

これは、そこまでやってくるか!?
っと思いましたね。

色彩も現代的な発色のいいインパクトのある色を使い、
その色をクラックガラスで通せんぼして、
角度による表情違いを楽しませてくれます。

そしてそれがわかるように、高い位置での作品展示。
パーフェクトで、なにもいうことがない。

あれはアート作品ですね。
Designed Somethingではなく、
Art Workです。

素晴らしいです。
それ以上僕が語る必要はないです。
写真は、僕が肉眼で近接して観た時の
表情に調整してあります。
多少周りにノイズが入ってると思いますが、
テクスチャを伝えたかったので、
あえてそうしています。

基本反射しているので、
僕がいくらか映ってしまうんですよね(笑)

一生懸命、ぶれたりしないように頑張りました。

お楽しみください。

お近くの人は一回行った方がいいです。
無駄足には絶対ならないと思います。

ついでに祇園を散歩し帰れば、
確実に交通費以上の経験が返ってくるでしょう。

それでは今日はこの辺で
またね☆ミ
Tetsu

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