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2017-01-08

ゴンブリッチ 美術の物語 外観

こんにちは、

Tetsuです。

この歴史的大著を詳解しているものがないので、

まとめて書かれていることを、

コツコツ書き溜めることにしました。

 

初回の今回は、全体を通して、

 

何が書かれているか?

そもそも、この本は何か?

どんな目的で描かれているのか?

 

この辺を中心にお伝えできればと思います。

目次が物凄く長いので、

見出しを観ながら、流すだけでもいいと思います(笑)

今回は本文の”はじめに”にあたる部分と目次をサラリと紹介します。

では早速!

 

Contents

『美術の物語』とはどんな本か?

このページに行きついた人は、

何かしら、美術というものに興味みある人だと思います。

「ゴンブリッチ」と検索ワードに入れたかもしれません。

そのように、検索して頂いた方のために、

最も詳細で、同時に、役に立つ情報を載せたいと思い、

この投稿を書き始めました。

 

とりあえず、箇条書きでざざっと書きます。

 

著者:エルンスト・ゴンブリッチ
初版:1950年
日本語訳初版:2011年
ジャンル:美術史 古代→20世紀美術まで
想定読者:美術初心者~ハイエンドまで
本文ページ数:501ページ
図版数:413

※ここに書く内容は、第3版に依ります。

 

『美術の物語』がどのような本であるあるか?

これは、上の箇条書きのデータを観るだけでも、

ある程度わかりますが、もう少しサラッと概説します。

まず、僕が持っているのは、ポケット版です。

ポケット版は、その名の通り、

ポケットサイズの辞書くらいのサイズです。

今回はこちらの内容に沿って説明させて頂きます。

 

内容の内訳は半分が文章、半分が図版となっています。

本文では、全ての図版に関して、解説が加えられています。

基本は時系列的に整理されて書かれていますが…

 

時代を越えて作品を比較した点

国境を越えて作品を比較した点

 

この2点についても見どころの1つです。

この本の魅力を一言で伝えるなら…

 

 

誰でも開けていて、
かつ、
ヨーロッパの歴史を
古代→現代までを解説してくれるところ

 

 

これに尽きると思います。

 

まず、「誰にでも開けている」というのは、

 

著者が初心者向けに書いたこと。

図版を添付していない作品の紹介をしないこと。

 

この二点で明らかですし、本人がそのように、

本文冒頭で述べています。

 

「古代→現代まで」

 

という幅広いカバーエリアが

この本を絶対的な地位へ押し上げています。

古代は古代エジプトや古代ギリシアなどから始まり、

ピカソやポロックまで納めています。

全28章から成る大作です。

 

現代の美術関係者は間違いなく、

一度は目を通したことのある本かと思います。

僕も、その一人ですが、

その内容をある程度定着させるためにも、

どうせなら、書き出して保存しようと思い

この投稿に至っています。

 

さて、次は、具体的に、

どのような内容が収められているか?

目次を眺めながら、

ご紹介させて頂きたいと思います。

 

目次からわかる大著たる理由

すごく長いので、箇条書きで書き出します。

知らない人は、びっくりするので、

流し観て下さい。

 

これから、これらを、章別か、長い箇所は、

さらに細切れにしながら、投稿していきます。

それぞれ、投稿したらリンクを張っていく予定ですので、

気になった場所だけつまめる様にしておきます☆

全部書き出せたか怪しいですが…

 

不思議な始まり― 先史、未開の人びと、そしてアメリカ大陸の旧文明

ヨーロッパの洞窟壁画 南フランス(ラスコー含む)・スペイン
マオリの木彫り
ナイジェリアのブロンズ像
ポリネシア人のオロ
ニューギニアの仮面
イヌイットの仮面
マヤ文明の石製祭壇の一部
古代ペルー人 片眼の男の顔の形をした容器
アステカの彫像

永遠を求めて – エジプト、メソポタミア、クレタ

ピラミッド
古王国第4王朝の彫像
墳墓の壁画
アメンヘテプ4世の時代の肖像
ミュケナイの剣
メソポタミアの竪琴
メソポタミアのレリーフ

大いなる目覚め – ギリシャ 前7世紀‐前5世紀

ドーリス式
短縮法の発見
フェイディアス
ミュロン

美の王国 – ギリシャとその広がり 前4世紀‐後1世紀

プラクシテレス
ベルヴェデーレのアポロン
ラオコーン
風景画の出現

世界の征服者たち – ローマ人、仏教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒 1世紀‐4世紀

コロッセウム
ウェスパシアヌスの胸像
燃える炉の中の3人のユダヤ人

歴史の分かれ道 – ローマとビザンティン 5世紀‐13世紀

バシリカ
グレゴリウス一世
ビザンティンの祭壇画

東方を見てみると – イスラム、中国 2世紀‐13世紀

アルハンブラ宮殿
顧がい之

るつぼの中の西欧美術 – ヨーロッパ 6世紀‐11世紀

アールズバートンの聖堂
リンディスファーン福音書
アーヘン大聖堂
バイユーのタペストリー

戦う教会 – 12世紀

ロマネスク様式

栄光の教会‐13世紀

ゴシック様式
ナウムブルク大聖堂の彫像
ニコラ・ピサーノ
ジョット

宮廷と都市‐14世紀

シエナ派
シモーネ・マルティーニ
国際様式
ウィルトン・ディプティック(ウィルトンの二連祭壇画)

現実をとらえた美術‐15世紀前半

ブルネッレスキ
遠近法の発見
マザッチョ
ドナテッロ
スリューテル
ヤン・ファン・エイク
ヴィッツ

伝統と変革 I ‐イタリア 15世紀後半

アルベルティ
マンテーニャ
ボッティチェリ

伝統と変革 II ‐アルプス以北 15世紀

ロッホナー
フーケ
ロヒール
ファン・デル・フース
シュトース
印刷術の発明
ショーンガウアー

勝ちとられた調和‐トスカーナとローマ 16世紀初頭

ブラマンテ
ダ・ヴィンチ
スフマート
ミケランジェロ
ラファエロ

光と色彩‐ヴェネチアと北イタリア 16世紀初頭

サンソヴィーノ
ベッリーニ
ジョルジョーネ
ティツィアーノ
コレッジョ

新しい知の波及‐ドイツとネーデルランド 16世紀初頭

デューラー
グリューネヴァルト
クラーナハ
アルトドルファー
ヒエロニムス・ボス

美術の危機‐ヨーロッパ 16世紀後半

マニエリスム
チェッリーニ
パルミジャニーノ
ブーローニュ
ティントレット
エル・グレコ
ホルバイン
ブリューゲル
カロ

さまざまなヴィジョン‐ヨーロッパのカトリック世界 17世紀前半

バロック様式
カッラッチ
カラヴァッジョ
レーニ
プッサン
クロード・ロラン
リュベンス
ヴァン・ダイク
ベラスケス

自然の鏡‐オランダ 17世紀

ハルス
ヤン・ファン・ホーイエン
レンブラント
ステーン
ライスダール
フェルメール

権力と栄光 I ‐イタリア 17世紀後半‐18世紀

ベルニーニ
フリーヘル

権力と栄光 II‐ フランス、ドイツ、オーストリア 17世紀後半‐18世紀初頭

ヴェルサイユ宮殿
ヴァトー

理性の時代‐イギリスとフランス 18世紀

セント・ポール大聖堂
ホガース
レノルズ
ゲインズバラ
シャルダン
フラゴナール

伝統の解体‐イギリス、アメリカ、フランス 18世紀

ゴシック・リバイバル
ギリシャ・リバイバル
コープリー
ダヴィッド
ゴヤ
ブレイク
ターナー
コンスタブル
フリードリヒ

永久革命‐イギリスとフランス 19世紀

ロンドンの国会議事堂
アングル
ドラクロア
コロー
ミレー
クールベ
ロセッティ
マネ
モネ
ピサロ
ドガ
ホイッスラー

新しい基準を求めて‐19世紀末

アール・ヌーヴォー
オルタ
セザンヌ
スーラ
ゴッホ
ゴーガン
ピエール・ボルナール
ホードラー
ロートレック
ビアズリー

実験的な美術‐20世紀前半

フランク・ロイド・ライト
グロピウス
ムンク
コルヴィッツ
バルラッハ
ココシュカ
カンディンスキー
マティス
ピカソ
クレー
ファイニンガー
ブランクーシ
モンドリアン
ニコルソン
カルダー
ムーア
ルソー
シャガール
ウッド
キリコ
マグリット
ジャコメッティ
ダリ

終わりのない物語‐モダニズムの勝利、モダニズムの退潮、変わりつづける過去

・モダニズムの勝利

シュヴィッタース
ダダ
デュシャン
ポロック
クライン
スーラージュ
ケメニー
スタール
マリーニ
モランディ

・モダニズムの退潮

フィリップ・ジョンソン
ジェームズ・スターリング
ルシアン・フロイト
カルティエ=ブレッソン
ホックニー

・変わりつづける過去

発掘の歴史

 

ゴンブリッチがこだわった3つの点

『美術の物語』の冒頭の“はじめに”に書かれている、

 

“ゴンブリッチが三つの規則に従った”

 

この内容に最後に触れて、初回を終えようと思います。

 

①図版に載せない作品については、本文でも触れない。

②作品自体に固有の価値があると思えないものは、載せない。

③個人的な気持ちを押し殺して、世に知られる作品を解説した。

ここに観てわかる通り、

美術の案内人に徹した、

ゴンブリッチの姿勢がよくわかります。

 

このゴンブリッチの作品理解を

これから存分にご紹介してまいりますので、

よろしくお願い致します(*´▽`*)

 

それでは今日はこの辺で…

またね☆ミ

画商Tetsu

 

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